再休職予防・職場復帰後に気をつけたいポイントとこころみ10月のプログラム表
2025年9月24日
こんにちは。草加すずのきクリニックリワークこころみです。
リワークに通われている方の中には、いよいよ職場復帰を控えている方もいれば、
「実は以前、復帰したけれどまた休職してしまった」という経験をお持ちの方もいらっしゃいます。
再休職を経験した方の声に、私たちは何度も触れてきました。
「復職したときは元気だったのに、1ヶ月経ったらしんどくなってしまった」
「頑張りすぎて、気づいたら疲れがたまっていた」
「職場に迷惑をかけたくなくて、言い出せなかった」
そんな思いを、もう繰り返さないために――
今回は「再休職を防ぐために、復帰後に気をつけたいこと」をお伝えします。
💡 なぜ“再休職”は起きるのか?
再休職は、決して本人の努力不足ではありません。
よくある背景には、以下のようなことがあります:
- 真面目・責任感が強い人ほど「元通りに働かなくては」とがんばりすぎる
- 周囲に気をつかいすぎて、本音を言えなくなる
- 体調が落ちているサインに気づきにくい
- 「復帰がゴール」になってしまい、その後のサポート体制がない
だからこそ、復帰後の数週間~数ヶ月をどう過ごすかが非常に重要なのです。
✅ 職場復帰後に気をつけたい5つのポイント
① 最初から100%を求めない
「完全に戻らなきゃ」と思うほど、プレッシャーになりやすいです。
できれば「7割くらいの力」で始めて、少しずつ慣れていくのが理想です。
② 小さな“異変”に気づくクセをつける
眠れない、疲れが取れない、気分が沈む――
そんな「ちょっとした不調」を早めに言葉にする・書き出す習慣を持ちましょう。
リワークで行っていた「体調記録」や「気分メモ」が役立ちます。
③ 相談できる“外の窓口”を持っておく
職場に言いにくいことも、デイケアや主治医、カウンセラーに相談することで整理できます。
「職場で頑張りすぎないための緩衝材」として、外部の支援機関をうまく使ってください。
④ オンオフの切り替えを大事に
仕事に復帰すると、「つい休日も頭が仕事モードに…」という方が多いです。
だからこそ意識的にリラックス時間を確保することが重要です。
- 仕事メールは見ない時間を決める
- リラックスルーティン(湯船・読書・散歩など)を取り入れる
⑤「○○しなければ」に縛られすぎない
「迷惑をかけてはいけない」
「周りと同じスピードで働かねば」
そんな“べき思考”が強くなると、自分を追い詰めてしまいます。
時には「まだ慣れていないから仕方ない」
「助けてもらってもいい」
そう、自分に言ってあげることも大切です。
🧭 リワークは“復職後”のことも見据えています
リワーク=復職前の準備、と思われがちですが、
私たちは「復職後に続けていけるか」までを大事にしています。
たとえば…
- 想定されるストレス状況を事前に整理しておく
- 苦手な場面への対処方法を考えておく
- 万が一しんどくなった時の“連絡先”や“相談手順”を準備する
これらは、「再発を防ぐ力」になります。
復帰はゴールではなく、新しいスタート。
その先も、あなたの生活が安定して続くように、私たちが伴走します。
📝 まとめ
再休職は、誰にでも起こりうることです。
でも、あらかじめ備えておくことで、防げるリスクもたくさんあります。
「また休んでしまうのでは…」という不安がある方こそ、
ぜひ一度ご相談ください。
あなたに合った「無理のない復帰プラン」を一緒に考えていきましょう。

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草加すずのきクリニック 復職支援(リワーク)デイケア
こころみ 担当 杉長(すぎなが) 電話:070-2830-3448
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10月こころみプログラム表
続いて10月のプログラム表をお伝えいたします。

