復職支援(リワーク)デイケア『こころみ』について
復職支援デイケア『こころみ』

「心を観ながら、試みる。(トライする)」
リワークデイケアを使って、楽に復職を目指しましょう。
リワークで、「無理をせず、ほどほどに働く」ペースをつかんでいただけたらと考えております。
■復職に向けた心持ちについて
働くことはマラソンに例えられます。長く働き続けるためには、ペース配分を大切にしつつ、ほどほどの力で、活動し続けることが大切です。
心の病気の回復は、一般的に波がある方が多く、良い時もあれば、芳しくない時もあります。芳しくない時に、休み過ぎるとますます不活発になり、うつ傾向が強まることもあります。ですので、ほどほどに活動することが大切です。また、良い時に、がんばりすぎて、エネルギーを使いすぎないことも大切です。
自分にとって、「ほどほど」の力で活動できる塩梅(あんばい)をこころみで、つかんでいきましょう!

リワークを始めた利用者さんの多くが
「もっと早く始めれば良かった。」 「自分と同じ立場の人と話せて安心した。」などの感想を話されています。
こころみ(リワークデイケア)は、復職するまでにいろいろなことを「試せる(こころみる)ことができる場です。
■利用対象者
現在休職中、または求職中で、復職を目指している方
(うつ病、適応障害、双極性障害、不安障害、発達障害の方など多数利用されています。上記疾患以外の方も利用可能です。)
※他院の方でも利用可能です。
復職支援デイケア『こころみ』(1週間予定表)
『こころみ』プログラム例
タイムスケジュール
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | |
9:15 | 入室 | |||||
9:30 | 開始 | |||||
10:00~ | アロマ | 各種講座 強み開発講座 働き方改革講座 QOL向上講座 など実施 | 日常生活基礎力講座 自分の取扱説明書 | グループワーク アサーション | 1週間の振り返り | アロマ&座談会(第1) 絵画プログラム(第3) |
オフィスワーク(選択できます) | ||||||
12:00 | 昼食(デイケアで用意いたします) 昼休憩 | |||||
13:00~ | わくわくプロジェクト | 認知行動療法 | ヨガ | 認知行動療法 | コーピングの道具箱 | フリータイム &フォローアップ面談 |
オフィスワーク(選択できます) | ||||||
15:00~ | 夕方のミーティング | |||||
15:30 | 終了 |
日祝は、お休みになります。
予定は変更になる場合もございますので、ご了承ください。
プログラムは選択制となります。
■オフィスワークとは
病気について学ぶ、資格試験のための勉強をする、新聞や書籍を読むなど、自分で決めた課題に取り組む時間となります。
心身の疲労のサインに気づき、対処法を工夫しながら集中力を高めることを目的とします。
■グループワークとは
対人関係を学べるゲームや課題を行い、自分自身の対人パターン、ストレスパターン、課題解決のパターンに気づく場面を多く設定しています。職場に行く前に自分自身のストレス対処のパターンに気づき、練習の場となります。
■認知行動療法とは
思考や行動の癖を把握し、自分の認知・行動パターンを整えていくことで生活や仕事上のストレスを減らしていく心理療法です。
■アサーションとは
ビジネスや日常でのコミュニケーションを実例に沿って練習します。
■復職支援(リワーク)デイケア『こころみ』での様子
■復職支援デイケア『こころみ』での様子


利用までの流れ
まずはお気軽に、電話でご相談下さい。
草加すずのきクリニック 復職支援(リワーク)デイケア『こころみ』
担当:杉長 彬
参加費用
医療保険が適用になります。また自立支援医療制度もご利用できます。
参加費用 | |||
保険 | 利用期間 ※1 | 自己負担金 | 自立支援医療 |
国民健康保険・社会保険・各種共済 本人/家族[3割] |
1年未満 | 2,490円 | 830円 ※2 |
1年以上 | 2,340円 | 780円 ※3 | |
生活保護 | 0円 |
※1利用期間とは、デイケア開始日または前回退院日からの期間のことです。
※2、※3 自立支援医療制度には所得に応じて自己負担の上限額が設置されます。
詳しくは、下記の「自立支援医療制度について」をご覧ください。
■自立支援医療制度について
草加すずのきクリニックは、「自立支援医療制度」の指定医療機関です。
自立支援医療制度を利用した場合、当院のお支払い(医療費のみ)及び指定薬局でのお薬代が原則1割負担となります。
所得に応じて自己負担に上限額が設定されています。
「自立支援医療制度」のご利用にはあらかじめ申請手続きが必要です。
詳しくは、市町村窓口または当院窓口までご相談ください。
自立支援制度 | ||
所得区分 | 自己負担上限額(1か月) | |
「重度かつ継続」 非該当 | 「重度かつ継続」 該当 | |
(1)生活保護世帯 | 自己負担なし | |
(2)市町村民税非課税世帯 (低所得1) | 2,500円 | |
(3)市町村民税非課税世帯 (低所得2) | 5,000円 | |
(4)市町村民税 (所得割) 3万3千円未満 | 5,000円 | 5,000円 |
(5)市町村民税 (所得割) 23万5千円未満 | 10,000円 | 10,000円 |
(6)市町村民税 (所得割) 23万5千円以上 | 医療保険による対応(公費負担の対象外) | 20,000円 |
Q&A
定員待ちはありませんので、すぐに利用できます。ただし、医師の許可(紹介状)、自立支援医療の申請が必要です。
体調に応じて週1~3回から、段階的に参加日数を設定していくことが可能です。
最終的には、職場復帰に向けて、通常の週5日勤務と同程度の利用(週5日間 9:30~15:30利用)ができるまでサポートしていきます。
利用期間も状況により様々ですが、平均3~12カ月ほどとなります。状況が良く、通所開始から毎日通し参加できる場合は、最短8週間で卒業される方もいらっしゃいます。
会社や産業医より、「リワークでの復職可判定が必要」と言われた場合、リワークより復職可の評価用紙を作成いたします。その際は一般社団法人うつ病リワーク協会指定の「復職支援プログラム標準化評価シート」を用いての評価となります。
体調や参加状況に応じてスタッフと相談しながら、決めていきます。通所開始して、気になることがあればいつでもご相談ください。
退職後も利用できます。退職され、傷病手当金の支給が終わった方は、復職支援デイケア利用について、期限の設定をいたします。退職された時と傷病手当金の期限が切れた時は速やかにお知らせください。
利用可能です。
利用可能です。診断名によって使えないことはございません。精神科通院しており、主治医の許可があれば、どなたでも利用可能です。
転院は必要ありません。1度だけ当院の診察が必要ですが、他院に通院しながらもリワーク通所することが可能です。
お昼ご飯は、朝注文していただければ、無料で提供いたします。
年齢は20代~50代 くらいまで幅広く参加されており、男女比は6:4くらいです。職種は、公務員、会社員、様々な職種の方にご利用いただいております。
見学・体験もできますので、実際にフロアの様子を見ていただいてご確認ください。
プログラムは当院リワークのブログにプログラム表を掲載しておりますので、ご覧ください。